里見忠義公とその家臣たちをしのび弔う、伝統の倉吉せきがね里見まつり
毎年9月の第1日曜日は倉吉市関金町の堀地区で神事、旧山守小学校でステージイベントが行われます。
この倉吉せきがね里見まつりは、昭和61年に第1回を開催し、里見忠義公とその家臣達を慰めるため「八賢士太鼓」が打ち鳴らされたのがはじまりです。
さらにこのまつりの内容を充実させようと、江戸時代の作家、曲亭(滝沢)馬琴の名作と言われる「南総里見八犬伝」をモチーフとした「里見八犬士堀村館勢揃いの場」の台本が、(故)石田紀人氏の執筆により誕生しました。この台本を用いて昭和63年開催の第3回せきがね里見まつりに山守小学校の6年生が演じる「関金子供歌舞伎」が登場し、現在に至っています。
当日は様々なステージイベントが催される中、「関金子供歌舞伎」をおすすめします。
着付け中。地元のボランティアの方や、保護者の方と着させます。
関金子供歌舞伎保存会の一員として化粧・着付け・黒子として十数年携わっております。
小学生が夏休みの間のほぼ毎晩、舞台の練習にも参加しました。本番では一番いい演技ができていたと思います。
全員が勢揃いする場面では大きな歓声が上がります。一番の見せ所で見得(みえ)を切ります。
集合写真、全出演者です。
舞台が終わった役者の小学生はこの夏、舞台の経験を経てさらに大人になっていきます。
ご興味のあられる方はぜひ、来年は倉吉せきがね里見まつりにお出かけください。